人材育成コンサルタントが企業の人材育成に関する課題を解決~見逃されている秘密を教えます

人材育成の専門家として26年間、上場企業から中小零細企業まで様々な業種・業界の研修を一生懸命担当し、たくさんのファンを獲得してきました。経営者・人事教育担当の方々の知りたい人材育成・社員教育・社員研修のポイントや裏技を分かりやすく解説します。

人材育成の専門家が教える企業が行う社員教育の正しい方法

多くの企業で人材育成のスタートから間違いをしている事実

 

f:id:humanlearning23:20181102213103p:plain

 

企業の人材育成に関わる仕事を26年間行っています。

経営者や人事担当者と打合せを行い、各企業の実情に合わせて研修プログラムを作成し、人材育成のお手伝いをしております。

ほとんどの企業で「会社をこのようにしたい」「社員をこのように育成したい」とご要望をいただきます。

そのこと自体に異を唱えるつもりは毛頭ありません。

外部の研修講師なのでご要望に沿って研修は行います。

しかし、「それ間違えているな」と感じることが多々あります。

経営者や人事担当者の「ひとりよがりじゃん」と感じてしまうこともあります。

何かが違うんです。

何かを忘れているんです。

 

f:id:humanlearning23:20181102213956j:plain

 

そのために、会社と社員さんの貴重な一日を使って外部の講師をよんで研修を行ってもたいていの場合、一過性で終わってしまいます。

すなわち、研修終了時は達成感や高揚感があり社員さんたちのほとんどが満足されます。

企画した事務局を務めた人事担当者や経営者も時間と費用をかけて研修を実施してよかったと思います。

事実、研修レポートやアンケートを見てもそのような結果が記されています。

しかし、何かが違うんです。

何かを忘れているんです。

 

研修での受講者の到達ポイント即ち目標は明確になっている場合がほとんどです。

中には、そもそも目指す目標自体があいまいの場合や、目標が間違っている場合もありますが。

話を元に戻すと、例えば新入社員研修や新任の管理職研修を実施する場合、受講者にこうなって欲しいとか、ここまで成長して欲しいとあるべき姿を設定します。

そのこと自体は間違いではありません。

しかし、その前に考えなければならないことがあるのです。

それを理解していない経営者・人事担当者の多いこと。

 

f:id:humanlearning23:20181102211217p:plain

 

 目標を設定する前に、何のために研修を行うのかその目的をはっきりさせるべきなんです。

目的が不明確だから、目標もぼやけてしまいます。

私自身、雇われ講師として研修会社に所属していた時はそんなことを考えたこともありませんでした。

仕事をして、毎月決まった給料をもらうだけでしたので。

しかし、独立して自分で研修会社を経営してみると、行動のすべてに目的がある事に気がつきました。

そこで、目的が不明確な状態の事を「闇夜のカラス」と名付けました。

「闇夜のカラス」だと、カラスが夜空のどこにいるかわかりません。

すなわち、自分の立場・立ち位置・役割が不明確になります。

また、カラスがどこにいるかわからないのでカラスのくちばしがどっちを向いているかもわかりません。

すなわち、自分の進むべき方向・方向性が不明確になってしまいます。

 

f:id:humanlearning23:20181102212637p:plain

 

つまり、人材育成を行うために研修を企画する経営者や人事担当者が目的が不明確な状態の「闇夜のカラス」だと、受講する社員さんも「闇夜のカラス」になってしまうわけです。

従って、「こうしたい」「こうなってほしい」と目標を考える前に「何のために」と目的を明確にすることが人材育成のポイントなんです。

ブログ初心者ではありますが、人材育成の専門家としてまた、キャリアコンサルタントとして皆様にマル秘情報を随時お伝えしてまいります。